『パトロールレポート』新喜皮革工場見学

『革のダイアモンド』

こんにちは。

ファッション戦隊おしゃレンジャー リーダー『ふぁる』です。

 

少しずつブログを更新していますが、さっそくのブレイクタイムです。

さて、何をお話ししましょうか。

 

そうですね。

少し前のことになりますが、おしゃレンジャーとして活動する前に参加した工場見学のことを、お話をさせて頂きますね。

引用 THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE

 

『コードバン』

この名前はご存知でしょうか?

コードバンとは、馬のお尻の皮で、「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」と呼ばれている、キメが細かく非常になめらかな質感が特徴の皮革です。

そのコードバンのなめしを行えるタンナーは、世界に2社。

たったの2社なのです!

 

そのうち1社がアメリカのホーウィン、

そしてもう1社が、日本の兵庫県姫路市にある「新喜皮革」。

こちらを見学させて頂きました。

皮が革になる

工場見学前

THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTUREのデザイナー、米田さんから説明をお聴きしました。

 

新喜皮革では、革を製造する為に屠畜することはなく、あくまで馬肉を食べた後の副産物としての皮を使用しています。

腰から下、尻尾にかけてのお尻の部分を「コードバン」、首から腰にかけての部分を「ホースハイド」として製産されます。

大型馬が多く、馬肉の食文化が発達している為、仕入先はヨーロッパ。

今後は、日本産の皮革製造も考えているそうです。

工場内は、毛が付いたままの原皮が積まれており、つんと鼻をつく独特な臭いが漂っていました。

裁断されたコードバンは、4カ月間冷蔵庫で保存し、皮の繊維を柔らかくします。

その後、前なめし工程として、「ドラム」と呼ばれる機械で毛や残っている脂肪を取り除きます。

 

その状態になった皮をなめす工程に進むのですが、使用する「なめし剤」によって方法が変わってきます。

植物に含まれる「タンニン」を使った「タンニンなめし」。

化学薬品の「塩基性硫酸クロム」を使った「クロムなめし」の二種類の方法があります。

クロムなめしは「ドラム」を使うことで、数時間で仕上がるそうです。

しかし、タンニンなめしではプール状のタンニン槽を用いて、約1カ月もの長い時間をかけてなめしを行うのです。

その後1週間かけて乾燥させ、4カ月間寝かせ、繊維の中のタンニン分を定着させます。

最終工程のクレージングで、表面から独特の輝きが放たれます。

熟練の職人さんの技が光ります。

 

約10カ月以上の時間を掛け、経験を重ねた職人の情熱が「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」を作り上げています。

非常に長い時間と、高度な技術を必要とするからこそ、世界にたった2社のタンナーなのでしょうね。

 

真剣に物作りをされている方々の姿を見ていると、胸が熱くなりました。

『良質なものを作り出すには、情熱を持って取り組むのが重要なのだ』ということを、工場見学から学ばせて頂きました。

新喜皮革さん、ありがとうございました!

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